亡くなってしまったがわたしが愛した兄が居る。
兄は矛盾を嫌い自分の弱さを嫌った。
そんな兄に愛され私たちは仲が良かった。
兄はエレベーターで圧死した。
私の事を語るつもりは無いが、軽い女と思われたらそれはそれで癪だ。
誰だって言わない事はある。
先生に呼び出されて交わした約束がある。
其れが先生を友と言うわたしの証だ。
何時もわたしが言うセリフ。
人権を大事にしよう。
それがヒントだ。
誰だって辛く言わない事がある。
私は無理に聞かない。相手が話すならそれは言わない。
傷を明かしてくれているのだから。
私が傷を明かすのは、不幸自慢では無いです。
誰だって抱えてる傷はある、
ただなぁその傷を明かせば10トンハンマー級なだけで。
たかが1人の行う行為に何一つも感じないだけ。
というと又え?てなるから言わない。
麻痺って知ってる?
人に言われたがな?いじめとか環境が余りにも過酷過ぎるとそれが起きてしまうそうだ。
だからそれは不幸自慢では無くてごく日常だから話してしまうわけだよ。
まぁ?そんな環境を作った父も肺癌にかかってしまったがな。
喜びもなければ悲しみもない。
言ったよね、私には愛はないと。
ただ自然の流転でいつか人は死ぬ。
私も筋腫持ちだしなぁ。
何時どこで命を落とすか分からないのに死なないで。と言うなんて。
生まれた瞬間人は死を持って生まれる。
1つ死に向かうのに人は喜ぶ。
しかしある程度歳をとるとハラハラする。
不思議だね。
こんな事言っても彼は頷いたからなぁ。
早く行きたい気持ちもある。でもこの地の友は涙するか。
難しいね。